ekito coffee

駅の近く。本とコーヒーのお店「駅と珈琲」店主の日々のことや本の紹介・お知らせなど

下級国民A【2025.1.8】

今日も寒い。水曜日。1月に入ってさらにいっそう寒くなった。昨日、年末に切らしていた灯油を買ってきた。ストーブも点ける。ケチらずにお店はがんがんあたためる。暖房も古いエアコンにまだ頑張ってもらう。光熱費は生命維持費だ。身体を冷やしてはいけない。灯油を切らしてはいけない。

1月8日(水)8:00~11:00

朝「おはようございまーす」という子どもたちの声が聞こえてきた。近所の小学生たちが登校している。今日は始業式らしい。来週だと思ってた。今年も、もう1週間が終わった。7日間。168時間。60480秒。この寒さもきっとすぐ過ぎ去るんだろうと思う。

変わらず朝のコーヒーを淹れる。5年日記を書いておく。10年前に始めて2冊目の最後の年になった。未だにどのタイミングで書くか定まっていない。思いついたときにときどきページをひらく。今年(こそ)は毎日書けたらと思う。習慣の力はおそろしい。なんとなく過ごしていたら1年経っても(何年経っても)変わらない。ということが、5年日記を見るとわかる。毎年のように同じことで悩んでいる自分に失望する。

赤松利市の「下級国民A」を読んでいる。2024年の初め、友人Yに紹介してもらった作家さん。去年の1冊目は赤松さんの小説「藻屑蟹」だった。下級国民Aは、すべて実話のエッセイ。これを読むと藻屑蟹もほぼ実話みたいなものだったんだなと感じる。綺麗な話ではない。いいなーとゆったり読めるエッセイではない。東日本大震災後の復興ビジネスの闇や除染作業員としての過酷な日々を綴っている。自分の知らない世界がたくさんあると知る。

今日は学生さんが勉強していた。もらったあんパンをありがたくいただく。コーヒーのテイクアウトは2杯分淹れて自分も飲む。珈琲豆がもう無くなりそうだ。自分がいちばん消費している。11時に閉店。「傲慢と善良」の続きを聴きながらお昼を食べる。

f:id:keitaf31:20250111114415j:image